気候保護

建設・建築分野における気候保護は、現代社会の重要課題です


日本とドイツでは、直接および間接的CO2排出量の約3分の1を建設・建築分野が占めています。建築物の建設、冷暖房に起因する排出量の削減は、産業部門や運輸部門における脱炭素化と同様に、気候保護において重要な役割を担っています。建設・建築分野におけるCO2排出量の削減は、パリ協定の1.5°C目標を達成して深刻な気候大災害を回避するための中心的な要素となっています。

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気候中立な建築物の実存を実現するためには、今後数十年にわたり多大な努力が必要とされます。今日、エネルギー効率と気候保護は、新築や改築における中心的な課題となっています。

先進工業国であるドイツと日本には、建築分野においても、エネルギー消費の削減や省資源化のモデル的役割を担うという特別な責任があります。ドイツは2045年までに気候中立の実現を目指しており、日本も2050年までの達成を目標としています。

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この目標を建設・建築分野において達成するためには、実証済みの戦略を一貫して実行することと、イノベーティブなソリューションを試していくことの両方が必要とされます。エコセンターNRWは、これらのスキルをまとめ、日独間における知識と経験の交換を媒介する役割を果たしています。